英語のリスニング力を鍛えるためのオススメ学習法

2019年6月19日

こんにちは。とってぃです。

今回は、私が実際にやってきた英語のリスニング力を鍛えるための方法やポイントをご紹介したいと思います。

奇跡の音 英語の周波数に慣れる

英語のリスニングができるようになるために私が効果的だと感じた方法の1つ目は、英語の発音領域である高周波数の音に慣れるということです。

リスニングにおいては、単語ではなく、まず音そのものを聞き取れるようになる必要があります。

「奇跡の音」という参考書に書かれているのですが、日本語の音は、他の言語に比べて周波数が低く、日本人にとっては英語のような高周波の音は普段の会話で使っていないので、耳が慣れていないのです。

そのため、まずは、自分の耳を高周波数の音に慣らす必要があります。

この理屈は、科学的に説得力があり、英語のリスニングに関して私自身効果があったと感じています。

上記の参考書には特に高周波数を強調した音源が収録されていて、聞いているだけで自分の耳をチューニングしてくれるようになっています。

高周波の音に慣れるという意味では、英語を倍速や4倍速にして聞くというのも効果的です。

倍速にするとそれだけ周波数が高くなるので、同様の効果を得ることができると同時に、速い英語を聞くという練習にもなるので一石二鳥になります。

英語の音が聞き取れないという方、特に英語学習を始めたばかりの人や単語がやっと聞き取れるようになってきたというレベルの人は、ぜひ一度この科学的根拠に基づいた学習法に挑戦してみてください。

ポイント自分の耳を英語の周波数が聞き取れるようにチューニングする。

60-Second Science ポッドキャストを使った学習

2つ目は、Podcastを使った学習法です。

私は学生時代にScientific Americanの60-Second Scienceというポッドキャストを使って英語リスニングの強化をしていました。

これは科学的な内容についてのニュースを60秒で(実際には2-3分で)紹介するというもので、現在も毎日1回配信されています。もちろん無料です。

60-Second Science – Scientific American

このポッドキャストの良いところは、時間が短いという点です。

時間は短いですが、話は完結しているのでリピートで繰り返して聴くのに適しています。

英語のニュースなどもリスニング学習には良いのですが、時間が長いので、わからない部分を何度も聴くという作業が面倒くさかったり、途中で集中力が切れて内容がわからなくなったりしてしまうという難点があります。

それに比べると、60-Second Scienceは2-3分と短いので集中して聴くことができますし、わからない部分があっても時間をかけずに何度も繰り返して聴くことができます。

私の場合は、初めは倍速にして何回か聴きながら単語を聴き取る練習をして、その後、普通のスピードにして内容を理解するようにしてリスニングの練習をしていました。iPhoneのPodcastでは2倍速にして聴くことができます。

内容は科学的なものなので理系の学生さんには自分の知識の為にもちょうど良い学習方法です。

もちろん専門用語も出てきますので一つずつ覚えていけば将来研究をしていく上で役に立ちます。特に専門用語の発音をしっかり覚えておけば英語での口頭発表の際に恥ずかしい思いをすることが無くなります。

毎日10分でも良いので、学校や会社に行く前、寝る前などと時間を決めて、続けてみてはいかがでしょうか。

ポイント短時間で集中してリスニングの練習をする。

TED ハイレベルなプレゼンを聴いて学習

3つ目は、TEDを使った学習法です。

ここでのTEDとは、動いてしゃべるクマのぬいぐるみのことではありません。

TEDは、様々な分野の人がプレゼンテーションをして、その様子が動画で配信されているものです。スマホやタブレットのアプリもあります。

TEDは比較的英語のレベルが高く、聞き取りには苦労します。

特に自分の専門と異なる分野のプレゼンテーションについては、私もついていけないことが多いです。

英語や日本語の字幕を付けることも可能ですが、字幕を付けるとそれを読むだけになってしまうので私は使用していません。

理系の人にとっては、科学的な内容のプレゼンテーションを選んで聴くようにすれば、国際学会で発表を聴いて内容を理解するための練習になります。

自分の分野であれば、専門用語などもわかるので比較的聴きやすいのではないかと思います。

また、TEDには色々な国籍の人が登場するので、CNNやBBCといったニュースのきれいな英語ではなく、少し癖のある英語を聴く練習をするという目的にも活用できます。

たまに有名な人も登場するのでそのようなプレゼンテーションを聴くのも面白いです。

ポイント英語のプレゼンテーションを聴いてハイレベルなヒアリング力を身に付ける。

NHKラジオ 日本語の解説を聴きながら学習

4つ目は、NHKラジオを使った学習方法です。

NHKラジオで英語学習をするメリット

NHKラジオ講座のメリットの一つは、コスパがいいという点です。

ラジオを聴くだけならもちろん無料ですし、テキストを買ったとしても毎月ワンコイン(500円)以下で済みます。

しかも、講師は一流であり、講座の内容も良く練られた良質のものとなっていますので、非常にお得に勉強ができます。

また、講座の種類はいくつかあり、レベルも様々なので、自分に合ったものを選択して勉強するということが可能です。

小学生レベルの「基礎英語0」から実際のビジネスで活かせるような「実践ビジネス英語」まで幅広いレベルとなっています。

「実践ビジネス英語」や「入門ビジネス英語」の内容は最新の時事を扱っているため、英語の勉強だけでなく、アメリカなど海外でどんなことが起きているのかということも一緒に学ぶことができます。

アメリカの職場動向や風潮など、普段ニュースでは報道されないような内容ですので、新たに知ることも多いです。

ラジオ放送について

ラジオ放送といっても昔のようにラジオが無いと聞けないということはなく、「NHKラジオ らじる★らじる」というスマホアプリをダウンロードすれば聞けるので手軽に学習できます。

1つの講座は15分と長くはないので、集中して学習することができると思います。

また、平日の毎日同じ時間に放送されるので、毎日の生活の中に組み込んで習慣にしてしまえば学習を続けやすくなります。

同じ放送は、朝、昼、夜と1日3回あるので、通勤時、昼休みや休憩時間、寝る前といったタイミングで学習することを習慣付けてしまうと良いでしょう。

一方で、タイミングが合わず、放送を逃してしまうと継続することを諦めてしまいやすいので注意が必要です。

スマホアプリの「NHKゴガク」をダウンロードしておけば、前週に放送された講座については、いつでもストリーミングで聴くことができるので、もし、タイミングが合わずに聴き逃した場合には、NHKゴガクのアプリを活用すると良いです。

勉強の仕方

NHKラジオ講座は、日本語での解説があるので、ラジオを聴いているだけでリスニング力を鍛えるだけでなく、文法や単語を学ぶこともできます。

テキストを見ながら聴いているだけでも効果はあると思いますが、声に出して話してみたり、ノートに書き取ったりすると、より効果が上がると思います。

ラジオの音声に合わせてシャドーイングするのもオススメです。

ポイントヒアリングの練習とともに文法や単語の学習も一緒にしてしまう。

まとめ

今回ご紹介した学習法は、私が経験して実際に効果があったと感じたものをピックアップしています。

参考にしていただければ、効率よくヒアリング力を身に付けられると思いますので、ぜひ試してみてください。