研究者や研究職の人がブログを書くことにより得られるメリット

こんにちは。とってぃです。

最近では、ネットで検索をすれば欲しい情報がすぐに手に入ります。

これは、多くの人がブログを書いて情報を発信しているためであり、誰でも自分の経験や知識を世界中の人と共有できる仕組みになっているからです。

私自身、これまでは本を読むなどインプットばかりでしたが、自分の体験や学んできたことをアウトプットして他の人の役に立ちたいと思い、ブログを書き始めました。

また、私は普段、研究職として会社で働いていますが、ブログを書くことで研究者としての仕事にもフィードバックできるものがあると感じています。

そこで、今回は、研究者や研究職として働いている人がブログを書くことにより得られるメリットをご紹介したいと思います。

色々な視点からものごとを見られるようになる

他の人に自分のブログを読んでもらいたいと思う場合には、読み手のことを考える必要があります。

読み手がどんな情報を求めてそのブログにたどり着いたのか、どうすれば読み手に上手く伝わるのかといったことを考えて文章を作る必要があります。

読み手の立場や境遇は様々であるので、それぞれの視点からどう捉えられるかを考えながらブログを書かなくてはいけません。

一方で、研究をする上では、様々な視点から結果の考察をすることで、新たな発見を得られる可能性が出てきます。

従来とは異なる見方で実験結果を整理することで、今までは気が付かなかったデータの相関が見えてきて、大きく進んだ解析ができるようになることもあります。

そのため、ブログを書くことによって、様々な読み手の視点からものごとを捉えられるようになれば、研究においても色々な見方や考え方をすることができるようになり、早く結論にたどり着けるようになれるという利点があります。

論理的に考えて説明するための訓練になる

ブログを通して自分の言いたいこと、伝えたいことを読み手に理解してもらうためには、論理的に説明する必要があります。

つまり、読み手がブログを読んで、「なるほど」と納得してもらうようにしなくてはいけません。

論理的に説明する力というのは、仕事をする上でも大切です。

報告書やレポートを書く場合、報告会で発表する場合において、相手が納得するように説明をしなければ自分の言いたいことを正しく伝えることはできません。

そのため、ブログを書くことを通して、論理的に考え、説明する力を付けていれば、仕事にもフィードバックすることができます。

尚、ブログでも報告資料でも、論理的に説明するためには、文章や資料をいきなり作り始めるのはなく、まずは自分の伝えたいことを説明するための話の流れやストーリーを考え、それぞれのポイントとなるところを書き出してから作り始めるようにすることをオススメします。

書き出したポイントを順番に見ていったときに、論理的な流れになっていなければ、文章や資料を作っていっても相手には伝わりにくいものとなってしまいます。

そのため、初めに各ポイントが論理的につながっているかを確認するようにし、その後で文章や資料を作り始めるようにします。

そうすることで、全体の話が途中でブレなくなり、相手に伝わりやすい文章や資料を作ることができます。

自分の頭を整理する練習になる

色々な視点から見たり、論理的に説明したりするためには、書こうとしているブログのテーマについて、考えられることを全て洗い出してから整理していく必要があります。

効率よく研究を進めていくためには、実験内容を考える際や結果の考察をする際、想定される結果や考えられる現象といったことを抜けもれなく洗い出さなければいけません。

ブログを書くことを通して、全てを洗い出すことを繰り返していれば、研究においても同様の頭の使い方ができるので、ブログと研究の相乗効果が見込めるのではないでしょうか。

わかりやすく説明する練習になる

ブログを読んでくれるのは、自分と同じ知識や経験を持つ人ばかりではありません。

そのため、ブログに書いている内容について、あまり知らない人にもわかるようにしておく必要があります。

具体的には、専門用語を使わないようにしたり、言葉の意味を説明したりしてから詳細の説明をしていくと行ったことです。

大学での研究の場合は、学会などアカデミックな場で研究発表することが多いので、むしろ専門用語を使った方がわかりやすいかもしれません。

しかし、会社で自分の研究を報告する場合、上の人はその分野の専門家でない場合が多いので、わかりやすい言葉を使う必要があります。

特に、偉い人に説明するときほど、言葉を一般的なものにしておかないと、せっかく良い研究をしていても、その素晴らしさを伝えることができません。

ブログを書くことで普段から言葉の選び方に気を使っていれば、研究内容を他の人に伝えるときに役立つはずです。

時間を効率的に使えるようになる

研究という仕事をしながらブログを書くためには、自分でブログを書く時間を作り出さなくてはいけません。

そのため、実験作業を効率化させて早く家に帰るようにしたり、スマホを見ているだけの無駄な時間をやめたりということができてきます。

このようにして、ブログを書くための時間を確保でき、時間を有効に活用できるようになります。

ただ、時間を確保できるといっても、研究が忙しい中でまとまった時間を確保するというのは中々難しいのが現実です。

そのため、どうしても短いスキマ時間を使うことになると思います。

その場合は、スキマ時間を活用するために、短時間で集中して取り組む必要が出てくるので、一気に集中して作業する能力というものを鍛えることができます。

情報収集により、広く興味を持つきっかけになる

ブログを書くためには、様々な情報を集め、記事に盛り込んでいく必要があります。

ブログを書くこと自体はアウトプットですが、ブログを書くためには、同時に情報収集というインプットも増やしていかなければいけません。

そのため、これまで以上に身の回りのものに興味を持ち、情報を集める癖が付いてくるはずです。

研究者は、自分の研究がどう役立つのか、今後どんな研究が求められるようになるのかということを考えるために、様々なものに興味を持つ必要があります。

そのため、ブログというアウトプットを増やすと同時にインプットも増やしていくことで、自分の研究を進めていく上でも役立つのではないでしょうか。

まとめ

今回は、研究者や研究職として働いている人がブログを書くことにより得られるメリットをご紹介しました。

私自身も研究者として働いていますが、ブログを書くことが、研究という仕事にも役立つ部分があると感じています。

もし、副業(複業)としてブログを書くことを考えるのであれば、ブログを書くことと仕事が相互にフィードバックできることは大きなメリットになると思います。

研究者として働いている方でブログをやっていないという方は、是非一度ブログを始めてみてはいかがでしょうか。

 

ブログを始めてみたい方は、以下のサイトがわかりやすので参考にしてみてください。

https://hitodeblog.com/